ここは岐阜県加茂郡白川町。
町内に、仕事で引っ越してきたエンジニアの青年がいた。

「うーん...」
目の前にはコンビニ弁当。どうやら食生活について悩んでいるようだ。
「白川町にはコンビニの種類も少ない、スーパーのお弁当とコンビニ弁当だと飽きてきちゃったな。。」

そこに突然白煙が!ホワワワワン。
「ホッホッホッ。わたしは食事DIYの神」
「なにこの雑な登場」
「きみはコンビニやスーパーのお弁当ばかりで食事に困っているようだね。ヴァリエーションが無いと」
「は、はい。。(やたら発音いいなこの人)」
「そこで、わたしが呼ばれた。わたしは食事DIYの神。時間が無い君に食事DIYのコツを伝授しよう」
「え?食事DIYって要するに自炊ですよね?意識高すぎませんかね?
「そうしないとブログにエッジが立たんじゃろ?目立ってチヤホヤされたいのじゃよ儂は」
「言い切っちゃったよ」

「本題に入ろう。君は高専で下宿生活もしていた。なぜ食事DIYをやめてしまったのかね?」
「うーん、、、もう下宿の時からなんですけど、1人分作るのって大変なんですよ」
「もう少し、詳しく教えてくれるかね?」
「はい。地元のスーパーの野菜は量が多いです。1人分なんて都合よく売ってません。野菜や玉子は早めに料理したいので、できる限り使いきってしまいたいんです。でもおかずは種類が欲しいので」
「1回に3つくらい一気に料理を作ってしまう。そうすると、量が多くなる。3日間同じ料理を食べてしまう
「その通りです。だんだん同じ料理を食べるのに飽きてしまって、作ることそのものが面倒になってしまいました
「君は最近太ったよね?」
同じ料理を食べ続けるのが嫌で、食べる量が増えたからですね
「なるほど。それならば、、」
食事DIYの神はSurface Pro3を取り出して一枚の絵を出した。
「ずいぶんと現代的な神だな」
「八百万もいるんだし、これくらいニッチな神がいてもいいだろう。君はエンジニアだからこっちの方が話が早いと思ってね」
「確かにこっちの方がありがたいけど、神の設定ガバガバすぎませんか」

見せられたのは、一枚の絵。
おかずパイプライン
「これは?」
「君の料理の仕方には、一番合っていると思う。"おかずパイプライン"じゃ」
「確かにパイプライン処理みたいな図になっている...」
「君はお弁当は作らず、昼は外食やコンビニでおにぎり・パンを買っている。そこは目をつぶるとして、今は夜の食事のヴァリエーションを如何に変えていくか、ということを解決する方法として提案する」
「は、はい。。(俺のプライベートだだもれやん。。)」
「"おかずパイプライン"のポイントは3つだ。"作り置き"、"毎日、少しずつ作る"、"食べる種類をちょっとずつ変える"」
"作り置き"、"毎日、少しずつ作る"、"食べる種類をちょっとずつ変える"
「そう、順番に説明する。君は料理を作りすぎ、そして、一気に食べてしまう。逆に考えればいいんだ。"一気に作って作り置きしちゃえばいいさ"、と。君の住んでいるスーパーには100均で耐熱のプラスチックケースがあるだろう。それを5,6個買うんだ。そしてどんどん作ったものを入れて冷蔵庫に入れておく。大切なのは常備菜を作っておく、ということ。これが最初のポイント"作り置き"じゃ」
「確かに、どれも冷蔵庫に入れておけば数日は日持ちしそうですね」
「冷蔵庫に入れておけば多少日が過ぎても君のお腹なら大丈夫じゃろ」
「そうですけど、ストレートすぎませんかね」
「そして次がパイプラインの肝である。"毎日、少しずつ作る"じゃ」
「(聞いてねぇ、、)」
「2日目は玉ねぎサラダ、3日目はキノコ炒め。順番に作っていく。もちろん初日は大変じゃが、そこから先は手間は1/3になる。なんせ作る品目が1品になるから当然じゃな。1日1品なら、そこまで手間ではないじゃろう?」
「確かに」
「そして最後のポイント"食べる種類をちょっとずつ変える"。毎日、常備菜の種類を変えるのじゃ。そうすれば、食事のバリエーションを変えることができる」
「でも結局味に飽きませんかね?」
「ふむ、、それでも飽きた場合は、例えばこうすればどうじゃ?」

食事DIYの神は図を書き換えた。
おかずパイプライン2
「変えたのは4日目じゃ。キノコ炒めを加えて丼にした。常備菜が多いと、組み合わせで新しい味を出すのも容易になる」
「確かにこれなら飽きはこないですね」
「白川町には道の駅に併設している地元野菜の産直市場”野菜村チャオ"もある。君の住んでいる場所ならスーパーと同じ距離くらいにあるだろう?野菜のバリエーションなら豊富にあるはずだ。調理方法と組み合わせれば料理の種類は無限。工夫次第で、絶対に飽きがこないはずじゃ」
「急にローカルな話になりましたね」
「一応地域おこし協力隊のブログじゃからな。白川町のことも混ぜないと」
「露骨すぎやしませんかね・・・」
大切なことは続けること。そして、自分の考え方に合った食事DIYの形を続けることじゃ。面白い方法はまだまだある」
食事DIYの神は青年のiPhoneを高速でいじりはじめた。
「え、ちょ」
「君に食事DIYの幸運を!ではさらばじゃ」
再び白煙が。ホワワワワン!
「消え方も雑過ぎる」

残されたのは青年のiPhone。そこにはクックパッドが起動されていた。
幸運は訪れない。自分で掴みに行くしか無いのだ。
「なにこの終わり方」

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マツオカ 白川店
http://www.cosmomatsuoka.com/shisetsu.php?eid=00030

野菜村チャオ
http://www.shirakawa-chao.com/

クックパッド
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